京王井の頭線西永福駅近くにある本格的なトレーニングができるパーソナルトレーニング&ピラティスジム、ZEROフィットネスの義田です。

「ピラティスと言えば女性」
「男は黙ってガンガントレーニング!」
このような価値観の方が多いと思います。

筆者もそう思っていました・・・。絵は範馬刃牙です。

今回は男性トレーニーの課題とピラティスの必要性、特に実施したいエクササイズについて説明します。
個人的にはトレーニングで成果(筋肥大/筋力向上)を出したいトレーニーほど、ウォームアップとしてピラティスを取り入れるべきだと思いますね!

ピラティス
筆者のガニ股改善の進捗状況。
ガニ股が良くなってきて、特に下半身種目がかなりやりやすくなりました!

ピラティスの概要

ピラティスは第一次世界大戦時中のリハビリのために構築されたエクササイズです。
目的は体幹を鍛え、姿勢を改善し、柔軟性を高めて身体のバランスを整えることです。

詳細は風花スタッフの記事「ピラティスを身体作り(ボディメイク)に活かすには?」を参考にしてみてください。

ピラティスは内観を意識(呼吸や骨/筋肉の動きなど)しながら、頑張らずにゆっくりと動かす低閾値エクササイズです。
ヨガ
よく似たエクササイズとしてヨガがありますが、ヨガは○○ポーズといったようにじっとしているイメージです。

そこだけを聞くと
「俺たちはガンガン筋トレして筋肉を付けたいんだ!」
「整えてどうなる?そんな時間あったら筋トレ!」
と思う男性トレーニーは多いでしょう。

男性トレーニーの課題とピラティス

男性トレーニーほど筋トレにのめり込んでガンガン追い込む事が多いでしょう。

パーソナルトレーニング
やればやるほど筋肉がついて身体が変わっていく。まさにゲームのようにレスポンス早く成果が分かるため、筋トレは楽しいですね!

熱意に任せてガンガントレーニングすることに私自身、全く異論はありません!
手早く成果を感じた方がモチベーションが上がって習慣化しやすいからです。

しかし、たいてい途中で身体の違和感/痛みなどを発症することが多いでしょう。
それを自身の才能、人間強度のせいにする時期もあると思いますが、一旦自分の身体のコンディションに目を向けてみると良いでしょう。

ダンジョンの奥まで行くためには回復手段は必須です。
そう、コンディショニングは”守り”ではなく”攻め”なんです!
デットリフト
怪我など痛い思いをするからコンディショニングの必要性を感じる。それが世の真理に則していると思います!

心当たりのあるそこの男性トレーニー、さあピラティスエクササイズを始めよう!

男性の課題とピラティスを行うメリット

成果を出すためには”攻め”のコンディショニングが必要ということです。
私自身、もしくは私のクライアントさんに多い男性トレーニーのイメージとしてざっくりと、
呼吸が浅い、筋緊張が強い、関節可動域の制限があるです。
それぞれの要素を説明します。

・呼吸が浅く筋緊張が強い、併せて腹圧が十分にかけられない
→呼吸が浅いと余計な筋緊張を促してしまい動きが悪くなります。
当然、腹圧も十分に掛けられずに腰などを痛めやすい印象です。

姿勢改善
デスクワークを頑張っていると呼吸が浅くなりますし、背中や腰回りの緊張が強くなります。
腹圧
そして、背中や腰回りが緊張していると図のように腹圧が掛からなくなります。(絵は風花画伯)

・アウターマッスルが無駄に緊張してる、関節の可動域制限がある
→トレーニングだから緊張して良いのでは?と思いますが、
筋トレにおいては、負荷を掛けながら代償動作無くフルレンジで筋肉を伸ばすエキセントリックな刺激が大切です。
筋緊張が強く可動域制限があるとこれらのことが難しくなり、結果的にトレーニングの成果が出にくくなります。

代償動作なく筋肉をフルレンジで動かすことが筋肥大の秘訣。

パフォーマンス面においては、リラックスしていないとインナーマッスルが活性化しにくく姿勢維持やバランスを取る、スムーズな動作などが難しくなります。
適切なパフォーマンスを発揮する、怪我の防止のためにも筋緊張の抑制、適切な関節可動域の確保が大切です。

男性トレーニーは肩関節の可動域制限があり、真っ直ぐ腕を上げることが苦手な印象です笑
写真のように脇を絞る姿勢(肩関節外旋)のまま頭上に上げる。この動作が難しいことが多いでしょう。

男性が取り入れたいピラティスエクササイズ

そんなことで男性トレーニーこそピラティス!
呼吸がしっかりとできて腹圧も掛かり、無駄な筋緊張を抑制して、適切な関節可動域を確保していけばトレーニング成果が十分に上がることでしょう
それぞれの課題に対策できるエクササイズを紹介します。
紹介するエクササイズはピラティス以外のものもありますのでご認識お願い致します。

・呼吸を深くし、適切に腹圧が掛かりやすくなる呼吸エクササイズ「ブリージング」

ピラティスにおいて呼吸がとても重要になります。
床にべったりと腰を付ける(インプリント)して、しっかりと息を吐いて肋骨が締まる(肋骨内旋)状態から息を吸って、お腹周り360°空気が入り胸にも空気が入っていくイメージです。

呼吸法
普通に呼吸をするとこのように腰が反ってしまい、息を吸ったときに上側(胸側)に空気が流れてしまいがちです。
呼吸法
息をしっかりと吐いて腰が床にべったりと付くイメージで、この際に腹直筋が力まないようにしましょう。
骨盤底筋
鼻から音を立てないように優しく吸います。この際にお腹360°方向に膨らんでいくイメージでいけると良いです。

息をしっかりと吐いてからゆっくりと吸うを10呼吸くらい行いましょう。

・筋緊張を落とす呼吸エクササイズ「10-10-10ブリージング」

次に、ゆっくり呼吸をして筋緊張を落とすために「10-10-10ブリージング」を実施しましょう。
上記で紹介したブリージングの姿勢で呼吸をしますが、10秒掛けて吐いて、10秒止めて、10秒吸うを8サイクルくらい行いましょう
10秒がしんどすぎる場合は7秒など時短にしてみると良いでしょう。

おススメのタイマーアプリ↓
https://apps.apple.com/jp/app/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%90%E3%83%AB%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%9E%E3%83%BCfor%E3%83%88%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%8B%E3%83%B3%E3%82%B0%EF%BC%92lite/id1113531503

アプリの設定画面はこんな感じです。
7秒間の場合は13サイクルくらい実施しましょう。

・まずは丸まる屈曲運動「チャイルドポーズ」「ロールダウン」

背面の筋肉が緊張していることが多く、まずは正しく丸まれるようになることを推奨します。
適切な屈曲運動(丸まる運動)→伸展運動(お腹の力が抜けずに反る)→側屈と回旋(横に曲げる、捻る運動)の流れが良いでしょう。

腹圧
「チャイルドポーズ」写真のように正座して丸まるイメージです。息をしっかりと吐いてから吸い、背中や腰回りに空気が入り膨らむようにできると理想的です。
腹圧
身体が固いもしくは大きい人は、写真のようにスペーサーを挟んで実施するとやりやすいです。
まるでワラビのように背骨を丸めていく「ロールダウン」。背骨の動きを良くすることで全トレーニング種目のパフォーマンス向上を期待出来ます。

ロールダウンの解説動画↓

・骨盤や背骨の動きを良くする文節運動エクササイズ

背面の筋肉の緊張が取れたら、骨盤や背骨の動きを良くしていきましょう。
イメージとしては骨盤の動きと、背骨1つ1つを順番にスムーズに動かしていくイメージです。

おススメの「ピラティスブリッジ」
息を吐きながら背骨1つ1つを動かしていきます。
文字での解説が難しいので動画をご覧ください。

ピラティスブリッジの解説動画↓

キャット&ドックの説明

「キャット&ドック」エクササイズのドック姿勢、背中を寄せるというよりは肩を下げるイメージが良いかもしれません。
キャットの姿勢、しっかりと床を押して脇あたりの筋肉(前鋸筋)が働きます。

キャット&ドックの解説動画↓

ここまでマットピラティスの種目を紹介しましたが、マシンピラティスはより意識がしやすくなります。

屈曲運動としてマシンピラティス「チェア」のパイクアップ超おススメです♪

マシンピラティスのパイクアップの良さは濱田トレーナーの記事「姿勢改善・呼吸機能の改善に効果的なパイクアップについて」を参考にしてみてください。

・関節可動域を改善するエクササイズ

特に男性トレーニーの場合、肩関節の可動域制限がある場合が多いでしょう。
先ほど実施した呼吸エクササイズ、背中や腰回りの緊張を抑制してもある程度効果を期待できます。
更に、広背筋/大胸筋の緊張を抑制する、肩関節のエクササイズ「ローテーターカフトレーニング」を実施できると良いでしょう。

広背筋と大胸筋のストレッチエクササイズ「オープンブック」。肩周りの違和感を感じたら実施したい優先順位の高いエクササイズです。

肩関節外旋エクササイズの説明

ローテーターカフの種目は色々実施したいですが、個人的におすすめのエクササイズです。

色々とエクササイズを紹介しましたが、マシンピラティスもより意識しやすく、様々なアプローチができる素晴らしいグッズです。

マシンピラティス
是非、マシンピラティスの体験お待ちしております。超おススメです♪

まとめ

男性トレーニーはガンガン筋トレにのめり込みますが、
呼吸が浅い、余分な筋緊張、可動域制限など課題もありがちです。
これらをピラティスによって解消することで停滞打破や、よりトレーニング効果を実感出来ることでしょう!
男性はピラティスで整うことを、女性は整ったら筋トレを実施していきましょう。

是非、そこの男性トレーニーのあなた、ピラティスを始めてみましょう!

~ZEROからでも変われる~

50歳喜多様、5ヶ月間で体重-12kg、体脂肪率-16.2%、ウェスト-25.5cm!ボディメイク大会にも出場。

佐々木様、4ヶ月間でのビフォーアフター。そしてボディメイク大会フィジークへ参戦しました。

初回無料体験や見学につきましては事前に以下の方法でご連絡をお願い致します
電話番号:080-5140-0679
メールアドレス:postmaster@power-fit-studio-zero.com
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