こんにちは🐥
西永福にあるピラティス&パーソナルトレーニングZEROフィットネス、パーソナルトレーナーの草野です!
SNSや広告を見ていると、健康やダイエットの情報が溢れていますよね。
「太らない食べ物」「部分痩せ簡単ストレッチ」「これを食べれば痩せられる」。
キャッチーな言葉は魅力的で、「これなら自分もできそう!」って思ってしまう。
でもそれをそのまま信じて行動してしまうと、思わぬ落とし穴にはまってしまうこともあります。
ありふれたダイエット情報、信じるのみならず
私自身、トレーナーとして多くの方の身体を見てきましたが、同時に自分の身体でもいろんなことを試してきました。
その中で一番強く感じたのは、情報は「信じる」よりも、「理解して使う」ことが大事だということ。
それが、いま伝えたい「ヘルスリテラシー」という考え方につながります。
ヘルスリテラシーとは
「ヘルスリテラシー」とは簡単に言うと、
【健康や医療に関する正しい情報を入手し、理解して活用する能力のこと】
ネットやSNSには“正しい情報”もたくさんあります。
でも、それが自分に合うかどうかは別の話。
例えば、ある人にとっては「低脂質ダイエット」が合っていても、別の人にとっては体調を崩す原因になることもあります。
だからこそ、情報を集めるだけではなく、考えて確かめることが必要なんです。
得た情報を元に実践する
いろんな情報を目にする中で、私は実際に自分の身体を使って試してきました。
その経験は現在に繋がるかけがえのない学びです。
糖質制限の実践
結果:筋肉が落ちて、身体のメリハリがなくなった。
体重の低下は著しいが、再び糖を摂り始めると体重は元に戻る。
脂質制限の実践
結果:肌の乾燥、生理不順、便秘。
頭皮まで乾燥してフケのような状態にまで。
この経験から、特に女性には脂質が必要である事、脂質の必要量には個人差がある事を痛感した。
過剰な高たんぱく
結果:便秘の症状、糖質脂質が少なくアンバランスになる。
ダイエットや健康維持に置いてたんぱく質が重要である事はご存知かと思いますが、食事のほとんどをタンパク質中心にした時期もありました。
身体にとって三大栄養素は必須であり、たんぱく質だけでは身体を作る事はできないと実感。
短期間で体重を減らせる?糖質抜きダイエットの実態 – 西永福ピラティス&パーソナルトレーニングジムZERO
ダイエットの経験談はこちらの記事でも紹介しています。
ヘルスリテラシーを持ち、情報をそのまま信じない力を
キャッチフレーズの裏にある真実
「血圧には胡麻麦茶」
「お腹痩せにEMSベルト」
「脂肪燃焼にMCTオイル」
こういった言葉を目にしたとき、
「へぇ、そうなんだ!」で終わる前に、ちょっと考えてみてください。
その効果は、
・どんな条件で
・どんな人に
・どのくらいの変化があった
のか。
そこまで見てみると、見え方がまったく変わります。
実際、「一部の人に効果があった」研究結果を、まるで「誰にでも効く」ように見せている広告も多いです。
それを見極める目が、自分の身体を守る力になります。

身近なダイエット食品でヘルスリテラシーを高めよう
ヘルスリテラシーを高める第一歩は、自分の目で確かめること。
スーパーやコンビニで商品を手に取ったら、原材料や成分表示を見る癖をつけましょう。
パッケージの表面だけで判断するのは、意外と危険です。
例①:「高プロテイン」「低糖質」と書かれたプロテインバー
実際に成分表を見てみると、確かに高たんぱく低糖質でも脂質は全体のカロリーの約50%を締めています。

例②:「糖質オフ」と書かれたパン。その裏には…
糖質は少なくても、脂質が高くてカロリーが多い商品もあります。
「糖質制限中なのに体重が減らない」という人は、ここを見落としていることが多いです。

例③:「カロリー0」。どうやっておいしく作っているの?
原材料をチェックすると、人工甘味料や食品添加物が多く使われている場合も。
カロリーは抑えられても、長期的・多量に摂取すると腸内環境や味覚バランスを崩すリスクがあります。

「だからこの商品は悪い!」ではなく、今の目標や目的に合っているのかを判断するのは自分です。
見た目のキャッチコピーより、「裏の小さな文字」を読めると自分に合ったものを選ぶことができます。
これって本当?というダイエットに関する質問の本質
トレーナーをしているとよく聞かれます。
「パンを食べたら太りますか?」
「水を飲んだら痩せますか?」
このような質問、本当によくいただきます。
でも、結果にたどり着くまでの条件や過程がわからなければ、正直なところ YES / NO の一言では答えられないんです。
さらに深く考えると、
たとえエビデンス(科学的根拠)があったとしても、自分の身体で経験してみないとわからない部分も多い。
私にとって良い反応があっても、他の人にはまったく違う結果になることもあります。
だからこそ、SNSでよく見るような「〇〇は良い」「〇〇は悪い」といったキャッチフレーズ一文では、本質は語りきれないのです。
しかし、この様な質問をトレーナーにしてくれるということは、食事や運動を続けていく中でヘルスリテラシーが向上しているということ。
情報に疑問を感じそれを何かしらの方法で調べる事ができるのは、立派なヘルスリテラシーです。
ネットのダイエット情報を「信じるな」ではなく、「見極める」
誤解してほしくないのは、
ネットの情報を信じてはいけないということではありません。
大切なのは、自分で見極めること。
情報をうまく使えば、学びにもヒントにもなります。
でも、鵜呑みにするのではなく、「自分にはどうか?」と一度考えてみる。
それがヘルスリテラシーの第一歩です。
楽に痩せられる?「マンジャロ」で理想のダイエット、トレーナー目線で解説 – 西永福ピラティス&パーソナルトレーニングジム
先日ご紹介したこの記事を読んで、あなたはどう判断しますか?
興味を持ったダイエット情報は実践。試してみた「グルテンフリー」
ダイエットや健康情報を探していると、グルテンフリーをよく耳にするのではないでしょうか。
小麦粉を摂らないことで身体にいい影響があったらいいな、と私も実際に試したことがあります。
結果から言うと、
小麦粉は私には合いませんでした。
腹部の張り、便秘、だるさ、浮腫みなどが出て、コンディションを高く保てなくなったのです。
でもここで大事なのは、
「だからみんなもやめた方がいい!」ではなく、
「私はこういう反応が出た。だから、こういう可能性もあるかもね」
というスタンスで伝えること。
情報は押しつけるものではなく共有するもの。
その先で、自分に合うかどうかを考えるのは、本人の身体なんです。

ヘルスリテラシーを高める3つの視点
それではどのようにしてヘルスリテラシーを高めればよいのか。
①発信者をチェックする
専門家、経験者、企業の宣伝。
誰が、どんな立場で発信しているのかを見てみましょう。
知名度のため、お金のため、目的次第で偽った情報を発信する人はたくさんいますよ。
逆に本当に情報を知っている人は敢えて本質までを発信しない事もあります。
有益な情報は無償では手に入りにくいものです。
②根拠(エビデンス)を見る
研究やデータに裏付けがあるか?
「〜だけで」「絶対に」という表現は注意です。
人には個人差があるので誰にでも当てはまる事などありません。
③自分の身体に当てはめる
どんなに有名な方法でも、合わないことはあります。
試して、体調や変化を自分で観察することが大切です。
ダイエット中身体がどんな反応をするかが【真実】
情報は、あくまでヒントです。
本当の答えは、自分の身体が教えてくれます。
食事法を変えて体調がどうか、
トレーニングを始めて動きやすくなったか、
疲労が溜まっていないか――。
その「感じ取る力」こそが、何より大切。
ズボラ女による美ボディを保つための生活習慣 – 西永福 浜田山ピラティス&パーソナルトレーニング|ZEROフィットネス
風花トレーナーもエビデンスだけでなく、体感も大切にして日々のコンディションを保っているようです
人気の方法でも、自分に合わないならやめていい。
その判断ができるのが自分の身体を信じる力なんです。
ヘルスリテラシーを高めてダイエット情報の取捨選択を
私はお客様全員に、同じ食事や同じトレーニングを提供することはありません。
それは、一人ひとりのお身体や生活リズム、性格、目的に合った方法を探し出し、その方にぴったりの選択をしているからです。

こちらは運動や食事管理に不慣れな方へ向けたメッセージ。
厳しいカロリー設定はせず、まずは小さな一歩から広げていくご提案を。
また、別のお客様は明確に〇㎏減量の目標に向かってカロリー設定。
目標は大切にしつつも健康被害やリバウンド、ストレスのリスクがある無理な設定は避け、体質や生活に合ったご提案を。

同じ「ダイエット」でも、目指すものや合う方法は本当に人それぞれ。
だからこそ、誰かの正解ではなく、自分にとっての最適解を一緒に見つけていくことが大切だと思っています。
たくさんの情報を得ることができる今の時代だからこそ、それを最大限に活用するために、取捨選択をしてみてください。
あなたにとって必要な情報だけを上手に取り入れる。
それが、本当の意味での健康的な生き方につながります。
まとめ~情報より自分の感覚を信じよう~
健康情報はツールであり、使い方次第で役に立つことも逆効果にもなります。
だからこそ、正しい情報を探すより、正しく考える力を育てよう。
自分の身体に興味を持ち、変化を感じ取る。
それが、最も確実で最もシンプルな健康の形だと思います。
私も、たくさんの経験と失敗を経て今があります。
でもその経験があるからこそ、自信をもって言えます。
不特定多数へ向けた、「簡単に」「楽して」は、あなたへ向けた言葉じゃない。
あなたの身体を一番よく知っているのは、他の誰でもなくあなた自身です。
どうか、自分の身体の声に耳を傾けてあげてください。
それが、これから先もずっと健康でいられるための、いちばん確かな方法です。
~ZEROからでも変われる~


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