こんにちは🐥
西永福にあるピラティス&パーソナルトレーニングZEROフィットネス、パーソナルトレーナーの草野です!

「体脂肪を減らすのを助ける」
「脂肪の吸収を抑える」
「血圧が高めの人に」

スーパーやコンビニで、こうしたキャッチコピーの飲料を目にする機会が増えました。
でも、本当に飲むだけでそんな都合の良い効果があるのでしょうか?

「何となくよさそう」な機能性飲料は本当にカラダを変えるのか

それらの商品には、どのような科学的根拠があり試験結果があり、体の中で何がどのように作用しているのか。
そこまで考えて選んだことはあるでしょうか。

どうせ毎日飲むなら、
「なんとなく良さそう」ではなく、
きちんと意味のあるものを選びたいですよね。

正しいダイエット情報を見極めるために。求められる【ヘルスリテラシー】 – 西永福ピラティス&パーソナルトレーニングジム
耳障りの良い情報に惑わされないように、しっかりと理解して取り入れましょう!

今回は、身近にあり簡単に手に入るけれど、
少し疑ってしまうような機能性飲料を取り上げ、その中身を科学的な視点で深掘りしていきます。

そして、実際に調べた上で私自身が感じたそれぞれの商品の利用価値や効果についても正直にまとめました。

今回取り上げる2種類の飲料水

ひと口に「体に良さそうな飲み物」と言っても、
実はその中身と狙いはまったく違います。

今回取り上げるのは、次の2種類です。
特茶
(特定保健用食品(=トクホ)の緑茶系飲料)

特水
(機能性表示食品の水)

いずれも健康、美容、ダイエットを連想させますが、体へのアプローチは異なります。

・科学的な根拠の強さ
・期待できる効果の種類
・使うべき人のタイプ
など、
本記事ではこの2種類の飲料を詳しく見ていきます。

特定保健用食品と機能性表示食品の違い


まずはじめに「特定保健用食品」と「機能性表示食品」の違いについて確認しましょう。
これら2つの違いは消費者庁による審査及び許可の有無にあります。

・特定保健用食品…
食品ごとに有効性・安全性について国(消費者庁)の個別審査を受け、許可されたもの
・機能性表示食品…
事業者が自らの責任で科学的根拠を基に消費者庁に届出。審査はない。

トクホは国の許可による高い信頼性というメリットがありますが、許可まで時間やコストがかかります。

特茶について

それではまずは特茶から深掘りしていきます。

特茶のキャッチコピー

特茶のパッケージや公式サイトで強調されているのが、次の2つのフレーズです。
「体脂肪を減らす」
「脂肪の分解を助ける」

一見すると少し曖昧にも感じるこの表現ですが、特茶はトクホ(特定保健用食品)として認可されており、これらの表示は実際の試験データに基づいて消費者庁より審査、許可されたものです。
では、その根拠になっているのはどんな成分なのでしょうか。

特茶の有効成分『ケルセチン配糖体』

特茶の脂肪対策の中核となっているのがケルセチン配糖体という成分です。

ケルセチンとは、植物が自らを守るために作り出すポリフェノールの一種で、特茶ではマメ科の落葉高木であるエンジュ(槐)の花のつぼみから抽出されたものが使われています。

エンジュ(槐)ってこんな植物らしいです🤔

しかし、ケルセチンそのものは水に溶けにくく、体に吸収されにくいという弱点があります。
そこで、ケルセチンに糖を結合させた形にすることで、水に溶けやすくし、消化管からの吸収効率を高めたものが「ケルセチン配糖体」です。

このケルセチン配糖体を、特茶の発売元サントリーでは独自に「ケルセチンゴールド」という名称で呼んでいます。

特茶の「ケルセチン配糖体」によってなぜ痩せるのか

ケルセチン配糖体の最大の特徴は、
中性脂肪(トリグリセリド)を分解する酵素を活性化させる働きがあることです。

中性脂肪はそのままではエネルギーとして使えませんが、脂肪分解酵素(リパーゼなど)の働きによって、
脂肪酸  グリセロール
に分解されて、初めて燃焼に回されます。

ケルセチン配糖体はこの脂肪を分解するスイッチを入れやすくすることで、
・体脂肪が分解されやすくなる
・効率よくエネルギーとして使えるよう手助けをする

という流れを作ると考えられています。

ケルセチン配糖体は、「脂肪を燃やす酵素のスイッチを入りやすくするポリフェノール」と考えるとわかりやすいですね。

つまり特茶のキャッチコピーである
「脂肪の分解を助ける」「体脂肪を減らす」
は、この脂肪分解酵素の活性化作用を根拠にしているのです。

特茶のエビデンス

特茶(ケルセチン配糖体)は、トクホとして認可される際にヒト試験が行われています。
試験の内容は以下のようなものです。

【条件】
・BMI 25〜30(軽度肥満)
・運動や生活は特に変えない
【比較対象】
特茶(ケルセチン配糖体110mgを配合した緑茶飲料) vs 普通の緑茶特茶(ケルセチン配糖体110mgを配合しない緑茶飲料)
【期間】12週間

【結果】
特茶(ケルセチン配糖体110mgを配合した緑茶飲料)を摂取した被験者の腹部脂肪面積が
・8週目で−10.58 cm²(平均値)
・12週目で−10.30 cm²(平均値)

更に新エビデンスも公開されており、こちらは
【「1日+3000歩」+ 特茶】
という条件で結果は
8週目で−10.57 cm²(平均値)
・12週目で−17.15 cm²(平均値)

ダイエットのために特茶を飲むべきか

さて、それでは結局特茶を飲むことで痩せられるのか、ダイエットは成功するのか。
個人的な意見を書かせて頂きます。

「特茶を取り入れることでマイナスになることはない」
と思います。

しかし同時に、
飲めば勝手に痩せる「魔法のお茶」でもありません

特茶に含まれるケルセチン配糖体の役割は、
脂肪を分解する酵素を「活性化」し、脂肪がエネルギーとして「使われやすい状態」を作ること。

体脂肪は、ただ体にあるだけでは燃えません。「脂肪分解酵素」によって分解されてから、エネルギーとして使われます。

特茶がしているのは「脂肪燃焼の準備」
「脂肪を燃やす」のではなく「燃えやすくする」
ここがとても大事なポイントです。

つまり、
運動・食事・生活管理ができている事が大前提であり、
トレーニングや食事管理と組み合わせてこそ意味があり、「脂肪燃焼効率を底上げする」効果が期待できるのです。

努力している人の体の中で、脂肪がよりエネルギーとして使われやすくなる。
それが、特茶の本当の役割です。

特茶の効果に頼りすぎず、一つの手段として選んでみるのはいいかもしれませんね。

特水について

2つ目に取り上げるのが同メーカーから発売されている特水です。

特水のキャッチコピー

特水のパッケージや公式サイトでは、
「BMIが高めの方の内臓脂肪を減らすのを助ける」
と痩せることへの希望を感じるキャッチコピーが掲げられています。

特水は特茶とは異なり、 ほぼ無味・無臭・無色の“機能性水” として発売されているのが特徴です。
更に異なるのが、「特定保健用食品(トクホ)」ではなく「機能性表示食品」と位置づけられている事です。

特水の有効成分、米ぬか発酵物『HMPA』

特水の機能性の中心となっているのは、
HMPA(3-(4-ヒドロキシ-3-メトキシフェニル)プロピオン酸)
という植物由来のポリフェノール系成分です。

この成分は、米ぬか発酵物から抽出されており、BMIが高めの方の内臓脂肪を減らすのを助ける機能が報告されています 。

特茶がケルセチン配糖体を使って “脂肪の分解を助ける” のに対して、
特水は水と同じように摂取できる形で 別のポリフェノール成分を機能性として付加しています。

米ぬか発酵物『HMPA』によってなぜ痩せるのか

特水に含まれている機能性成分 HMPA は、脂肪を直接溶かす成分ではありません。
実際には脂肪代謝のスイッチを入れるという働きをします。

この仕組みのカギになるのが、
短鎖脂肪酸(プロピオン酸) と、GPR41受容体 です。

プロピオン酸とは


私たちが食物繊維を食べると、腸内細菌がそれを発酵させ短鎖脂肪酸という物質を作ります。

短鎖脂肪酸には主に3種類あります。
・酢酸
・酪酸
・プロピオン酸

この中のプロピオン酸は.
「脂肪を燃やせ」という代謝の指令を出すシグナルとして働くことが分かっています。

GPR41とは

GPR41とは、このプロピオン酸を感知するための受容体(センサー)です。

GPR41は、
・腸
・交感神経
・脂肪組織
に存在しており、プロピオン酸を感知すると、

「腸内環境が良い」
「エネルギーを使える状態だ」
と体に伝え、
交感神経が活性化しエネルギー消費量が増加します。

HMPAが代謝スイッチを入れるフロー

さて、少し難しくなりますので関係する成分を改めてまとめます。

HMPA(特水の有効成分、米ぬか発酵物)
プロピオン酸(腸内細菌が食物繊維を発酵して生産する短鎖脂肪酸)
GPR41(プロピオン酸を感知してエネルギー効率を上げる受容体)

先程HMPAは「脂肪代謝のスイッチを入れるという働きをする」と言いましたが、その流れはこうです。

HMPAが腸内細菌の気質となりプロピオン酸生産を促進

プロピオン酸によりGPR41活性化

交感神経活性化、エネルギー消費量増加

実際に腸内で大量の発酵が起きていなくても、
“脂肪が燃えやすいモード”に切り替えるのがHMPAなのです。

肥満抑制の三層構造を作る「AMPK」

更にすごいのが「AMPK」という脂肪燃焼スイッチ。

AMPKは、
・脂肪合成を高める
・脂肪分解を促進
・ミトコンドリア増加
・インスリン感受性改善

といった作用を持っています。

これらの作用の発動条件にはプロピオン酸が大きく関わっています。
先程のフローと同様、

HMPAが腸内細菌の気質となりプロピオン酸生産を促進

プロピオン酸が生産されたことで
神経ルート
GPR41活性化、交感神経活性化、エネルギー消費量増加
細胞ルート
プロピオン酸が細胞内(ミトコンドリア)で代謝されることで脂肪燃焼スイッチであるAMPKをON
③更にGPR41が交感神経を活性化することでもAMPK活性化

つまりHMPAがプロピオン酸を生産することで、
神経から、細胞から、その両方の連動から三度美味しい脂肪燃焼構造ができあがるのです。

特水に含まれるHMPAのエビデンス

特水に含まれる HMPAの効果は、人を使った臨床試験によって検証されています。

【条件】
BMIが23以上30未満(軽度肥満)、20〜65歳の健康な成人男女
【比較対象】
米ぬか発酵物100mg(HMPA 23mg含有)を配合した食品VS HMPAを配合しない食品
【期間】1日1回、12週間継続摂取

【結果】
HMPAを摂取した群で内臓脂肪が
・8週目で-0.5〜1.0cm²
・12週目で-2.0cm²弱

特水をダイエットのために飲むべきか

結論から言うと、
「経済的に余裕があり水を買う習慣があるのなら特水を買うことにデメリットはない」と思います。

この結論を出すにあたって、重要視したポイントがあります。

実は、特水に関するエビデンスは、
「特水そのもの」を対象にしたものではなく、「HMPAを含む食品」を対象にした試験であるという点です。

つまり、
HMPAという成分の有効性は示されているが、
特水という商品そのものの効果が証明されているわけではない
ということになります。

私自身の実体験としてのデータもありませんので、
私は特水を「自信を持って強くおすすめできる商品」とまでは言えません。

一方でHMPAが内臓脂肪の分解スイッチを入れるというメカニズムを理解すると、
実際に試してみたい、と感じたのも事実です。

腸内環境と代謝をつなぐこの仕組みは実に理論的なアプローチです。

結論、「これを飲めば痩せる」と期待して買う商品ではありませんが、
・水を買って飲む習慣があるのなら
・少しでも代謝にプラスになる可能性があるなら

値段が気にならない人にとっては、選択肢としてアリ。

特水は痩せる水ではないけれど、
「何も入っていない水よりは意味を感じる水」
といった商品であると私は感じます。

機能性飲料はダイエットにどう使うべきか

今回特茶と特水を詳しく見てきて私が感じたことは、
結果を求めるなら、まず整えるべきは「運動」と「食事」であることです。

結局のところ身体を変化させるために必要なのは、
摂取カロリー
消費エネルギー
生活習慣
この土台となります。

ダイエットについては過去記事「ダイエットで最も大切なこと|ダイエットにおいてのカロリー設定について」を読んでみて下さい。

特茶にも、HMPAにも、体脂肪に対する有効なエビデンスは確かに存在します。

しかしその試験内容や結果は、
BMIが高めの人を対象とし
数ヶ月単位で
わずかな体脂肪の低下を示す
という内容です。

これは目に見えて痩せるものではなく、ゆっくり、少しずつ体脂肪が下がる
というレベルの効果です。
かかった時間と変化量を考えれば、これだけで痩せるには正直、効率は良くありません

しかし私は完全に機能性飲料を否定しません

有効成分であることは事実であり、体の中で“ちゃんと働いている”からです。

特茶は脂肪燃焼の手助けをし、特水は内臓脂肪のスイッチを刺激する。

ベストなダイエット法ではなくても、
ベターな選択を積み重ねることはできる

そこに、機能性飲料の価値があると感じます。

よりよい選択で好循環を生み出す

例えばお菓子よりも栄養価の高い食材を、
飲み物を買うとき、ジュースではなくお茶や水、普通のお茶や水より特茶や特水を

こうした選択を積み重ねることで目標への好循環となり、ほんの少しだけ後押ししてくれるかも。

機能性飲料は私たちを痩せさせてくれる存在ではありませんが、運動と食事という土台の上にこうした「アイテム」を重ねる事は一つの手段である

これが私が考える機能性飲料の立ち位置です。

~ZEROからでも変われる~

50歳喜多様、5ヶ月間で体重-12kg、体脂肪率-16.2%、ウェスト-25.5cm!ボディメイク大会にも出場。

元々痩せ体型で、バルクアップ(増量)希望の40代O様、無駄な体脂肪を付けずに筋肥大できました。

公式LINEはこちら↓


友だち追加

初回無料体験や見学につきましては事前に以下の方法でご連絡をお願い致します
電話番号:080-5140-0679
メールアドレス:postmaster@power-fit-studio-zero.com
お問い合わせフォーム